深夜三時の寝静まるころ。
「ドバー!!」「バラバラ」と大きな音か何回もキッチンからなった。
寝ていた私は、その音で飛び起きた。
慌ててキッチンに駆けつけると、そこにはとんでもない光景が広がっていた。
「なんだなんだ?」
そうあれは・・・
ペットボトルのキャップが大量に落ちた音だった。
何年間もため込んで袋の持つ所を蛍光灯に通してぶら下げてた。
袋が劣化して穴が開いていたけど、テープで止めて補修してた。
「まだまだ入る」
そう思っていたが、限界だったようだ。
キャップが落ちる音は、とても大きく、まるで地震がきたかのようだった。
私は、思わず背筋が凍った。
「こわっ!」ペットボトルキャップの集合体である。
ペットボトルの下には乾燥できない食器乾燥機があった。
そのプラスチックの上にドバーと袋を引き裂きながらキャップが落ちた。
音は倍増しただろう、そして、床のフローリングに落ちる音。
キッチンには無残にもばらけたキャップたち。
キャップを踏むと結構いたい。とりあえず、原因が分かったのでその日は寝た。
次の朝、キャップを踏みながら痛い痛いと思いながら冷蔵庫の水を飲む。
カバンを取り出して全部イオンのキャップ入れに入れてやった。