Jony kocuou

めんどい

母へ

天に召します母上様。
最近は真夏の日差しも落ち着き、洗濯物を干す時に汗ばむ事が少なくなりました。
このアパートでは洗濯機のサイズが大きすぎてトイレの戸が全部開きません。
たまに挟まってしまったりすると、リラックマの時計がお尻でつぶれます。
なぜか透明のカバーで覆われていないので、針がお尻で潰れてぐにゃぐにゃに曲がってます。
 さて、秋の楽しみと言えばサンマです。針の様に細いサンマがパックされ少しだけ売られてます。しかし、最近では少しづつ肥えて来ているのがスーパーで確認できます。スーパーの鮮魚売り場コーナーがパックされないほどのサンマが来る日が楽しみです。
 あの日以来、私と母の針の歩みは止まってます。私が感じ取ることのできる季節の往来は人生の半分もありません。母の様に病気でも悔いなく生きたといえるように、老人学を得難いと言われても学びの短針を進めて行きたいと思います。

まぁ、私の母は生きてますけどね。